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地獄

(注意書)

当ブログ記事において記載されている内容は客観的に観察した結果を考察し、スピリチュアルな考えに照らし合わせているものです。宗教的な教えに対して意見を唱えるものではなく、宗教的な教えを流布するものでもありません。

 

・地獄


 現代の仏教の教えにおいて、人間は生前の行いに応じて死後大きく分けて八つある地獄のうち一つに落とされることがあります。それら八つの地獄の総称は、八大地獄と呼ばれており、以下のように定義されています。



(出典 Wikipedia)

/等活(とうかつ)地獄

殺生

想地獄の別名を持つ。いたずらに生き物の命を断つ者がこの地獄に堕ち、ケラ・アリ・蚊(カ)・蝱(アブ)の小虫を殺した者も、懺悔しなければ必ずこの地獄に堕ちると説かれている。また、生前争いが好きだった者や、反乱で死んだ者もここに落ちると言われている。

~中略~

この地獄における衆人の寿命は500歳である。ただし、通常の500歳ではなく、人間界の50年を第一四天王(四大王衆天)の一日一夜とした場合の500年が等活地獄の一日一夜であり、それが500年にわたって続くので、人間界の時間に換算すると1兆6653億1250万年にわたって苦しみを受けることになる(1年を365日とした場合の計算。以下も同様)。しかし、それを待たず中間で死ぬ者もいる。そこにいる衆生の悪業にも上中下の差別があるので、その命にもまた上中下の差別がある。業の多少・軽重に応じて、等活地獄の一処だけで受くか、もしくは二処、三処、四処、五処、六処と、最後は十六処まで悪業が尽きるまで苦痛を受ける。


/黒縄(こくじょう)地獄

殺生、盗み

殺生のうえに偸盗(ちゅうとう)といって盗みを重ねた者がこの地獄に堕ちると説かれている。

等活地獄の下に位置し、縦横の広さは等活地獄と同じである(以下、大焦熱地獄まで広さは共通)。獄卒は罪人を捕らえて、熱く焼けた鉄の地面に伏し倒し、同じく熱く焼けた縄で身体に墨縄をうち、これまた熱く焼けた鉄の斧もしくは鋸(のこぎり)でその跡にそって切り、裂き、削る。また左右に大きく鉄の山がある。山の上に鉄の幢(はたほこ)を立て、鉄の縄をはり、罪人に鉄の山を背負わせて縄の上を渡らせる。すると罪人は縄から落ちて砕け、あるいは鉄の鼎(かなえ)に突き落とされて煮られる。この苦しみは、先の等活地獄の苦しみよりも10倍である。人間界の100年は、六欲天の第二の忉利天(とうりてん)の一日一夜である。その忉利天の寿命は1000歳である。この天の寿命1000歳を一日一夜として、この第二の黒縄地獄における衆人の寿命は1000歳である。人間界の時間では13兆3225億年に当たる。


/衆合(しゅごう、しゅうごう)地獄

殺生、盗み、邪淫

堆圧地獄の別名を持つ。先の二つに加えて淫らな行いを繰り返した者が落ちる。

黒縄地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。多くの罪人が、相対する鉄の山が両方から崩れ落ち、圧殺されるなどの苦を受ける。剣の葉を持つ林の木の上に美人が誘惑して招き、罪人が登ると今度は木の下に美人が現れ、その昇り降りのたびに罪人の体から血が吹き出す。鉄の巨象に踏まれて押し潰される。

人間の200歳を第三の夜摩天の一日一夜として、さらにその2000年をこの地獄の一日一夜として、この地獄での寿命は2000歳という。これは人間界の時間に換算すると106兆5800億年に当たる。


/叫喚(きょうかん)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒

「飲酒」という項目があるが、ただ酒を飲んだり売買した者は、この地獄には堕ちない。酒に毒を入れて人殺しをしたり、他人に酒を飲ませて悪事を働くように仕向けたりすることなども叫喚地獄に堕ちる条件になる。

衆合地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。熱湯の大釜や猛火の鉄室に入れられ、号泣、叫喚する。その泣き喚き、許しを請い哀願する声を聞いた獄卒はさらに怒り狂い、罪人をますます責めさいなむ。頭が金色、目から火を噴き、赤い服を着た巨大な獄卒が罪人を追い回して弓矢で射る。焼けた鉄の地面を走らされ、鉄の棒で打ち砕かれる。

人間の400歳を第四の兜率天の一日一夜とする。その兜率天の4000年を一日一夜として、この地獄における寿命は4000歳という。これは人間界の時間で852兆6400億年に当たる。


/大叫喚(だいきょうかん)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語(うそ)

叫喚地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。叫喚地獄で使われる鍋や釜より大きな物が使われ、更に大きな苦を受け叫び喚(な)く。

人間の800歳は、第五の化楽天の一日一夜として、寿8000歳という。その8000歳を一日一夜として、この地獄での寿命は8000歳である。これは人間界の時間で6821兆1200億年に当たる。


/焦熱(しょうねつ)地獄 / 炎熱(えんねつ)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見(仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)

大叫喚地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。常に極熱で焼かれ焦げる。赤く熱した鉄板の上で、また鉄串に刺されて、またある者は目・鼻・口・手足などに分解されてそれぞれが炎で焼かれる。この焦熱地獄の炎に比べると、それまでの地獄の炎も雪のように冷たく感じられるほどであり、豆粒ほどの焦熱地獄の火を地上に持って来ただけでも地上の全てが一瞬で焼き尽くされるという。

人間界の1600歳は、他化自在天の一日一夜として、その寿1万6000歳である。その1万6000歳を一日一夜として、この地獄での寿命は1万6000歳という。これは人間界の時間で5京4568兆9600億年に当たる。


/大焦熱(だいしょうねつ)地獄 / 大炎熱(だいえんねつ)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見、犯持戒人(尼僧・童女などへの強姦)

焦熱地獄の下に位置し、前の6つの地獄の一切の諸苦に10倍して重く受ける。また更なる極熱で焼かれて焦げる。その炎は最大で高さ500由旬、横幅200由旬あるという。罪人の苦しみの声は地獄から3000由旬離れた場所でも聞こえる。この地獄に落ちる罪人は、死の三日前から中有(転生待ち)の段階にも地獄と同じ苦しみを受ける。

この地獄における寿命は、人間界の3200歳を一日一夜とした場合の3万2000歳を一日一夜として3万2000歳であり、人間界の時間では43京6551兆6800億年に当たる。また、この期間を半中劫とも呼ぶ。


/阿鼻(あび)地獄 / 無間(むげん)地獄

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、邪見、犯持戒人、父母・阿羅漢(聖者)殺害

地獄の最下層に位置する。大きさは前の7つの地獄よりも大きく、縦横高さそれぞれ2万由旬(8万由旬とする説もある)。最下層ゆえ、この地獄に到達するには、真っ逆さまに(自由落下速度で)落ち続けて2000年、かかるという。前の七大地獄並びに別処の一切の諸苦を以て一分として、大阿鼻地獄の苦、1000倍もあるという。剣樹、刀山、湯などの苦しみを絶え間(寸分・刹那)なく受ける。背丈が4由旬、64の目を持ち火を吐く奇怪な鬼がいる。舌を抜き出されて100本の釘を打たれ、毒や火を吐く虫や大蛇に責めさいなまれ、熱鉄の山を上り下りさせられる。これまでの7つの地獄でさえ、この無間地獄に比べれば夢のような幸福であるという。

この地獄における寿命は、人間界の6400歳を一日一夜とした場合の6万4000歳を一日一夜として6万4000歳であり、人間界の時間では349京2413兆4400億年に当たる。また、この期間を一中劫とも呼ぶ。

この一中劫の長さに関する説明としては、「この人寿無量歳なりしが100年に一寿を減じ、また100年に一寿を減ずるほどに、人寿10歳の時に減ずるを一減という。また10歳より100年に一寿を増し、また100年に一寿を増する程に、8万歳に増するを一増という。この一増一減の程を小劫として、20の増減を一中劫という」とする表現もあり、これも人間界の年月に換算すると349京2413兆4400億年になる(1年を365日とした場合)。

また、一説によると、この地獄における寿命は、人間界の8000歳を一日一夜とした場合の8万歳を一日一夜として8万歳とも言われ、この場合は人間界の時間で682京1120兆年に相当する計算になる。いずれにせよ、この地獄に落ちた者は気が遠くなるほどの長い年月にわたって、およそ人間の想像を絶する最大の苦しみを休みなく受け続けなければならない。

 

・地獄


 現代の仏教は時代の流れとともに教典の内容や語彙理解の相違から、教典が作成された当時のものと多少異なっている可能性があります。また、キリスト教の新約聖書などにも言えることですが、宗教を運営するトップ層の権力争いや市民の統治の関係から意図的に宗教書を書き換えることもあります。

 そのため、地獄という概念が、古代と現代では大きく異なる可能性があります。本章では、地獄をスピリチュアルな観点から観察し、実際に筆者が守護霊体や守護神体から受け取った情報を元に紹介、解説させていただきます。

 いつも通り結果から申し上げると、地獄という世界は存在しません。しかし、地獄という人生が存在します。日本では、悪い行いをすると、『来世は動物に生まれ変わる』や『来世は人間ではない』といったことを言いますよね。実際は、人間はパラダイムシフトを享受しない限り人間以外に生まれ変わることはありませんが、実際に自分が『悪い行い』と認識していながら、意図的にその行為を行った場合は来世で辛い人生を過ごすことになります。

 もちろん、スピリチュアリティという中立的な観点から全てを見渡すと、『悪い』と認識していながら行う行為も、全て自然な流れな一つの現象に過ぎません。しかし、読者の皆様には大いに関係ありますよね。

 『悪行』と認識されながら行われる行為は、その人が来世に生まれ変わったときに悲惨な人生を送ることになります。前章にあるような、地獄での刑を受けることはありませんが、生きているということはもしかするとそれよりも辛いことが待っているかもしれません。


 来世が地獄になる仕組みを簡単に説明すると、加害者が『悪行』と認識していることと、被害者が加害者を恨む気持ちが条件となります。被害者の加害者を恨む気持ちの強さに応じて、加害者の来世での人生の地獄度(造語です。)が異なり、その気持ちが強くなればなるほど、加害者の来世もそれに応じて苦しいものになっていきます。一度犯してしまった過ちを修正することはできませんが、被害者に対して心からの謝罪をし、被害者の加害者を恨む気持ちが少しでも晴れれば、来世での地獄が軽くなることもあります。

 仏教では、それらを八段階に分類して経典に著し、人々の悪行を抑制する戒めとして流布しました。そうでもしないと、中途半端に発達した人間は私利私欲を追い求め、動物を無意味に殺し、地球を破壊し、殺しあうことを抑制できなかったのでしょう。今は方が経典の代わりを成している世界ですが、これが破綻しないことを祈るばかりです。

 

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