・仮想世界
現在、VR(ヴァーチャルリアリティ:仮想現実)やAR(オーグメンティッドリアリティ:拡張現実)といった技術の登場により、初歩的・原始的ではありますが、この世界にもう一つの世界を作るといった試みが本格化し始めています。
ここで一つの心理実験があります。AI技術が本格的に進歩し、人間によって作られた何者かが、人間と同じレベルの感情、思考を有するようになったとします。そしてその何者かは仮想現実の中で行動するようにプログラムされ、自身が何者かによって作られた存在であることを知らずに生活をしているとしたら、その何者かはこの世界の人間と全く同じ存在になるのではないでしょうか。
これを基に作られた仮説があります。『この世界は仮想現実なのではないだろうか。』
この仮説を裏付けるために様々な学者が様々な現象を証拠として提示しました。粒子の働きや光の限界などを証拠としてこの世界は仮想現実として何者かによって作り上げられたものであるという仮説を立証しようとしています。
本日の記事では、スピリチュアル的な観点から見て、この世界は仮想現実なのかどうかを解説していこうと思います。
・魂の観点から
魂が物質次元の世界に接続し、肉体を制御しているという観点から見ると、この世界が仮想現実で、この世界の肉体に魂というプレイヤーが接続して行動をしているという解釈をすることができます。以前の記事(行動は全て魂から)でも紹介している通り、魂は全ての行動を決定しているものであり、この世界(現実)の外にある魂が、一種の信号を介して肉体を制御しているという点を観察すれば、この世界が仮想現実であると見なすことができます。
・高次元の観点から
魂が存在する次元とは異なった、エーテル体〜守護神体の生命体が存在する次元からこの世界を見たときに、この世界がどれほど小さく狭苦しい箱庭にあるのかを理解することができます。これはあたかも、とてもリアルな3Dゲームを眺めているような感覚になります。彼らの次元にとって全ての物理法則は低次元のコントロール可能な事象であり、人間がコンピュータをプログラムするように、彼らも物理法則を制御することができます。
こういった観点から見ても、高次元の生命体が、ゲームを制作する人間と同じようなことをしていることがわかります。
・まとめ
現在、仮説として提唱されている『この世界仮想現実論』とは異なった観点からこの仮説を検証してみましたが、ある意味ではこの仮説は正しいと言えるでしょう。
筆者が日頃から『未来はすでに決まっている』という言葉も、仮想現実仮説に当てはめると案外簡単に理解できるかもしれません。
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